2011-02-01から1ヶ月間の記事一覧

象徴形式としての遠近法:エルウイン・パノフスキー

“象徴(シンボル)形式”としての遠近法 (ちくま学芸文庫)posted with amazlet at 11.02.23エルヴィン パノフスキー 筑摩書房 売り上げランキング: 103815Amazon.co.jp で詳細を見る本書ではギリシャからルネサンスに至る、遠近法の発達が分析されている。遠近…

移動の時代:カレン・カプラン

原題:question of travel,postmodern discourses of displacement 1 本書では移動にまつわる表象が取り上げられる。「この本で私が問題にするのは、当然と受け取られていることの多いいくつかのカテゴリーである」。本拠と外地、定位と移動、定住と旅、居場…

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明日から用事のため、次の更新は今週土曜以降になります。

ラディカル構成主義:エルンスト・フォン・グレーザーズフェルド

本書でグレーザーズフェルドはピアジェ認識論の読解を通じて、自らの認識論的立場、ラディカル構成主義の理論を説明している。二章終わりに、ラディカル構成主義の原理が提示されている。 ・知識は感覚やコミュニケーションを経由して受動的に受け取られるも…

古楽とは何か 言語としての音楽:ニコラウス・アーノンクール

古楽とは何か―言語としての音楽posted with amazlet at 11.02.04ニコラウス アーノンクール 音楽之友社 売り上げランキング: 100849Amazon.co.jp で詳細を見る 1 中世からフランス革命に至るまで、音楽は文化や人生の大黒柱の一つだった。音楽を理解すること…

私の書かなかった本:ジョージ・スタイナー

書かれざる書物は空虚以上のものである。なし終えた仕事に、皮肉で悲しげな動き回る影のように付きまとうのだ。書かれざる書物とは生きられたであろう人生のひとつ、できたであろう旅のひとつなのだ。否定は決定因子になりうると哲学は教えてくれる。否定は…

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明日も更新します。