哲学

環境に拡がる心:河野 哲也

環境に拡がる心―生態学的哲学の展望 (双書エニグマ)posted with amazlet at 10.04.18河野 哲也 勁草書房 売り上げランキング: 184697Amazon.co.jp で詳細を見る図書館で読んだ。「主体」を解体する試みは、今まで多くなされてきたけれども、この本が面白いの…

ダメットにたどりつくまで:金子洋之

ダメットにたどりつくまで (双書エニグマ)posted with amazlet at 10.04.17金子 洋之 勁草書房 売り上げランキング: 188909Amazon.co.jp で詳細を見るhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%B1%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%80%E3%83%A1%E3%83%…

断片化する理性:スティーヴン・P・スティッチ

断片化する理性―認識論的プラグマティズム (双書現代哲学)posted with amazlet at 10.04.13スティーヴン・P. スティッチ 勁草書房 売り上げランキング: 549127Amazon.co.jp で詳細を見る(4/15思いのほか長くなってしまったのでここに要約を書いておく。ステ…

「mind 心の哲学」J.R.サール

マインド―心の哲学posted with amazlet at 10.03.29ジョン・R. サール 朝日出版社 売り上げランキング: 206472Amazon.co.jp で詳細を見る僕が知っていたサールはやはりその一部だったと考えなければならない。それはデリダとの論争のサールであり、(有限責…

現代言語論

現代言語論―ソシュール フロイト ウィトゲンシュタイン (ワードマップ)posted with amazlet at 10.03.19立川 健二 山田 広昭 新曜社 売り上げランキング: 157137おすすめ度の平均: 現代言語学の輪郭 教科書Amazon.co.jp で詳細を見る言語論の入門書なのだけ…

西田幾多郎-絶対無とは何か/西田哲学の「行為的直観」

最近はいろいろと、西田幾多郎関係の本を読んでいて、今もまだ何冊か残っている。そのうちで特に面白かった本を二冊ほど書いておき追うと思います。西田幾多郎―「絶対無」とは何か (シリーズ・哲学のエッセンス)posted with amazlet at 10.03.09永井 均 日本…

『侵入者』ジャン=リュック・ナンシー

侵入者―いま〈生命〉はどこに?posted with amazlet at 10.02.25ジャン=リュック・ナンシー 以文社 売り上げランキング: 128374Amazon.co.jp で詳細を見るさいきん、「休み時間の免疫学」という本を読んだ。休み時間の免疫学 (休み時間シリーズ)posted with a…

『自由の経験』・・・ジャン=リュック・ナンシー

引用からはじめる。 未だ何らの立場という如きものを取らざる以前の世界(…)即ち真の与えられたる直接経験の世界、カントのいわゆる物自体という如きものは、如何なるものであろうか。(…)(これは本来宗教の光景であるが)試みに哲学の立場から論じてみれば…

『友愛のポリティックス』ジャック・デリダ

友愛のポリティックス Iposted with amazlet at 09.12.20ジャック デリダ みすず書房 売り上げランキング: 253425Amazon.co.jp で詳細を見るこの本がわかり辛いのは西洋の共同体論の反系譜的な読み直しに内容が留まっているからだと思う。別の共同体を考える…

『近代政治の脱構築』・・・ロベルト・エスポジト

近代政治の脱構築 共同体・免疫・生政治 (講談社選書メチエ)posted with amazlet at 09.12.13ロベルト・エスポジト 講談社 売り上げランキング: 100489Amazon.co.jp で詳細を見るエスポジトはイタリアの思想家。ネグリやアガンベンと並び、現代イタリア思想…